Roland PMA-5

入手

千葉の某郡のハードオフで3千円ほどで購入。よくこんな場所にこんなものがあったなあ。掘り出し物中の掘り出し物。

専用カバー・箱・説明書無しだが、説明書はネット上のPDFで凌ごう。

レザーな専用カバーはちょっと欲しかったが、まあ贅沢は言うまい。

概要

ポータブルなMIDIシーケンサーだが、変わってるのはタッチペン式ということ。電子手帳を模している、ビジネスマンにターゲットを定めた製品らしい。なぜに?

4トラックによる打ち込みの他、リズムパターンとコード指定により伴奏が付けられる。

音源を搭載、またMIDI IN/MIDI OUT端子を備え、DAW/外部シーケンサーから外部音源として使用したり、逆に外部音源を鳴らしたりすることもできるはず。

音源は同じくRolandのSC-55クラスとのこと。PCと接続するシリアルポートを備える点まで共通。

単三電池6本またはACアダプターで稼働。ACアダプターはよく見るBOSS PSA-100なので入手は容易。

OUTはミニジャック。まあそこは電子手帳を意識してるなら順当か。

メディアは内蔵メモリ。

所感

音源搭載の伴奏機能付きポータブルシーケンサーというとYAMAHA QYシリーズに相当する製品ということになるが、これはQYシリーズに軍配かなあ。

とりあえず操作が分かりにくい。テンポを変更したのに反映されてないぞ、とかいうことが多い。

リズムパターンも、作り込まれすぎててほぼ曲になってるものが多くコードを自由に指定して曲を作れるパターンが少ない。これは使えそうというパターンがあっても、7(13)で不協和音がきつくて(13)を諦めたり。本気で楽曲制作をサポートしようとしてる感がQYシリーズにまで及んでない気がする。

とりあえず、4トラックは純粋に打ち込み可能で1曲入れてみた。またそれをバックにタッチペンで入力というより演奏するというあえて珍妙なパフォーマンスをするなんて利用方法もあるかもしれないとも思った。

バックアップ電池

YAMAHA QY70の時と同様、バックアップ電池が切れており交換が必要となった。

しかしこの電池交換が難儀。電池自体はご存知CR2032だが、これが端子に半田付けされていて取れやしない。

バックアップがないと曲の記憶すらできず困ったなと思っていたが、メカが得意な知人に見てもらったら見事交換してくれた。助かった。

まあRolandに交換を依頼せよとマニュアルにあるのだが、今更こんないにしえの品で人様に世話になるのは気が引けたので、知人で済んでよかった。